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GRADUATE SCHOOL

大学院 経済学研究科

大学院生からのメッセージ

大学院経済学研究科経営学専攻修士課程に在籍する院生3人に集まってもらい、大学院進学希望者へのメッセージを語ってもらいました。

3人は、上原 佳南子さん(経済学研究科 修士課程2年 吉田康久研究室所属:管理会計)、グウ ギョクケツさん(中国出身)、オウ セイインさん(台湾出身)(どちらも経済学研究科 修士課程1年 辻幸恵研究室所属:マーケティング論)です。

――本学大学院を志望した理由は何ですか。

上原さん 私は税理士を目指しています。コロナ禍もあり、学部で十分に学びきれなかったことを大学院で深めたいと考えたためです。

グウさん 3点あります。1点目は地域社会との連携が深いことです。2点目は教授陣の専門性や研究テーマの幅が広いことです。最後に神戸は大阪ほどの大都市ではなく、落ち着いてゆったりとした雰囲気があるからです。

オウさん 学びたい分野が辻幸恵先生のご専門の消費者心理と消費者行動に一致していたからです。辻先生から学ぶことは研究したいテーマの掘り下げに大いに役立つと思います。

経済学研究科
修士課程2年
上原 佳南子さん

経済学研究科
修士課程1年
グウ ギョクケツさん

――実際に入ってみて良かった点はどこですか。

上原さん 先生方が自分の理解度やペースに合わせて柔軟に対応してくださり、学びやすい環境にある点です。

グウさん 共同研究室など研究に打ち込むことができる環境が整っており、キャンパスの環境が良いです。奨学金などの研究補助制度も充実しています。6月には東京で「日本繊維製品消費科学会」で発表の機会をいただき、他の素晴らしい発表を聴くことができました。神戸マルイでフェアトレード商品を販売する企画に参加して消費者行動を観察する機会にも恵まれました。

オウさん キャンパスの環境が美しく、特に海がすぐ近くにある点がとても素晴らしいです。授業内容は学部の授業に比べて柔軟性があると思います。そのため、先生が私たちの質問に対して詳しく答えてくださる点がとても良いと感じています。

――期待とは異なっていたのはどのような点ですか。

上原さん 特に大きなギャップもなく、概ね期待通りでした。

グウさん 個人単独の研究は基本的に孤独感につながるということです。グループでの活動があればうれしいです。

オウさん 期待というより想像と違っていたのは、授業の内容です。難解で理解に困ると思っていたのですが、実際は当たり前だと思っていたことを深く分析し考察するものでした。

経済学研究科
修士課程1年
オウ セイインさん

――現在の研究テーマは。

上原さん 減損会計の現状と課題についてです。日本の会計基準は国際的な基準といくつか違いがあり、海外と取引する企業には知っておいてもらう必要があります。

グウさん 中国では盛んに行われているライブ配信と電子商取引による販売手法「ライブコマース」におけるパルス消費(欲しいと思った瞬間に取引を終わらせること)や、衝動買いについてです。

オウさん CSR(企業の社会的責任)やCSV(共有価値の創造)といった持続可能な概念と消費者行動との関係についてです。私はCSV活動が消費者の購買意欲や企業イメージにどのような影響を与えるのかについて研究したいと考えています。

――大学院進学希望者へのメッセージをお願いします。

上原さん 学部の授業よりも専門的な内容を深く学べるので、知識が広がります。落ち着いた環境で、自分のペースで学べるのも魅力です。

グウさん やりたいことに迷うな。それは君の道になる。私は就職か大学院進学かで迷いましたが、まだ勉強したいし、やりたいことをとりあえずやることにしました。

オウさん 入試は普段通りの気持ちで臨めば大丈夫だと思います。面接では、先生方は皆さん優しいので、リラックスして受けてください。分からない質問があっても、正直に分からないと答えれば問題ありません。