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LEARNING

経済学部だから学べること

レポート

  • 2020.01.21
  • REPORT

セミナーの様子

経済学部3年生向けの社会人セミナー「企業が求める人材とは」を開催しました

2020年1月17日に、社会人セミナー「企業が求める人材とは」を開催しました。

 

講師の服部雅典さんは、日本NCRサービスで金融機関等にコンピュータを納める仕事をされた後、現在は認定NPO法人産業人OBネット理事として、多くの企業を支援する仕事に携わっています。

 

服部さんは、まず企業人にはAI/IoTの知識が欠かせないことを話され、企業で仕事をする上でのポイントをあげられました。

1. 目標は現状に満足することなく、自ら創り出すものです。

2. 目標は時が経てば達成できるレベルに少し無理をプラスしたものにしてください。

3. 「~だからできない」ではなく、「こうすればできる」と考えてください。

4. 関係部署に常に連絡し、上司を説得し、同僚に協力を求め、お客様の理解を得てください。

5. 自分を伸ばすのは自分しかなく、意欲と熱意が自分を変えます。

 

最後に、2つのメッセージを伝えられました。

 

1つは、IT社会で機械との競争に負けないためには、「意味をつかむ思考」を鍛えるべきであるということです。

 

スマホなどを使って知識や情報を得ることは単純労働です。

知識や情報を大量に蓄積するだけでは本当の価値は生まれません。

本当の価値は知識や情報から「意味をつかむ思考」から生まれます。

機械は意味を理解しません。「意味をつかむ思考」は経験を積むことで身に付きます。

失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしてください。

 

もう1つは、企業が成功するためには「健全さ」が大事であるということです。

 

企業が成功するには、戦略やマーケティングが上手であるなどの「賢明さ」が必要です。

「賢明さ」よりも大事なのが「健全さ」です。健全な会社は時間とともに必ず賢明な会社になります。

企業が健全であるかは、企業内の抗争が少ない、社員の勤労意欲が高い、優秀な社員の離職率が低いことなどから見分けられます。

企業が健全であるためには、社員全員が結束する、経営陣が意見を一致させる、経営陣の決定を何度も社内に伝える、経営陣が常に会社の価値観を社員に伝えるべきです。

就職活動を始める3年生は、会社の「賢明さ」だけでなく、「健全さ」にも着目して企業を見つけるといいでしょう。

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