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経済学部だから学べること

レポート

  • 2016.11.30
  • REPORT

梶原信也さん

「ひょうごの農」について懇談会を開催しました

兵庫県は多様な気候・風土に恵まれ、神戸ビーフやコウノトリ育むお米、淡路島たまねぎ、明石のタコをはじめ、兵庫の「食」は多彩です。 一方で、経済のグローバル化、消費者ニーズの多様化、就業者の減少・高齢化など、農業を取り巻く情勢は大きく変化しています。

 

兵庫県では、食の多様性と都市近郊という兵庫らしさを活かしながら、農林水産物のブランド価値を高める「攻め」の農林水産業を展開しようとしています。 目指すは、地域から世界へ豊かな食を提供する「平成の御食国ひょうご」です。(淡路地域は、日本古代から平安時代にかけて皇室・朝廷に海産物などを献上する御食国と呼ばれました。)

 

そこで、兵庫県の「農」を知るために、認定NPO法人産業人OBネットの梶原信也さん、服部雅典さん、竹田英也さんをお招きして、2016年11月29日(火)に懇談会を開催しました。

 

梶原信也さんは、企業OBによって創設されたた産業人OBネットが今年2016年に10周年を迎え、中小企業、ベンチャー企業、営農者が抱える経営・販売、技術などの問題解決に取り組んできたことを話され、本日の「ひょうごの農」についての懇談会のアウトラインを説明されました。

 

服部雅典さんは、農家数が2010年~2015年の5年間で18%減少したこと、農業就業人口が高齢化していること、 耕作放棄地の増加率が全国平均よりも高いことなど、ひょうごの農業の現状を解説されました。 そして、自活できる農業経営、新たな生産・加工・物流・販売の事例、6次産業化などについて述べられました。

 

竹田英也さんは、これからの農業にはMARKETTING MINDを持つことが大事で、農家はコスト、流通であると力説されました。

 

最後に兵庫県のオリジナル品種梨「なしおとめ」の販売戦略を紹介されました。 学生さんには、JAたじま・香住総合営農生活センターの山田センター長様のご配慮により、香住のなし「新興」がプレゼントされました。

 

今回の懇談は、これからの農業振興では農産物の販売が非常に重要であることを認識した点で有意義であったと思います。

  • 服部雅典さん

  • 竹田英也さん