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経済学部だから学べること

レポート

  • 2016.01.13
  • REPORT

小野晋也さん

「地方創生」をテーマとしたゼミ講演会を開催しました

演題「夢出せ!知恵出せ!元気出せ! 地方創生に求められる基本思想」です。増田レポートが消滅可能性都市のすべてを名指しして以来、「地方創生」が大きなテーマになっています。

 

どのようにすれば「地方創生」が実現できるのかを考えるために、愛媛県新居浜市を拠点に、各地に出向いて地方創生に精力的に取り組んでおられる小野晋也(現在は橿樹舎舎主、衆議院議員5期、文部科学副大臣などを歴任)さんをお招きしました。

 

小野さんによれば、「衰退する地方」には、大人が夢を語らなくなった、新しい情報や変化を面白がる心を失った、他力本願・責任回避の姿勢になり自主自立の精神を失った、などの特徴があるといいます。そこで「地方創生」には、「夢」、「知恵」、「元気」が必要であると力説されました。

 

地方財政、中小企業経営をゼミで勉強する3年生に、「夢」はどう描き出せばよいのか、「知恵」はどう育んでいけばよいのか、「元気」はどうすれば湧き出してくるか、を話されました。

 

最後に、兵庫県福崎町出身の民俗学者・柳田國男の言葉「美しい村など、初めからあったわけではない。美しく暮らそうという村人がいて、美しい村になるのである。」は「地方創生」を考える上で参考になると、講演を締めくくられました。