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経済学部だから学べること

レポート

  • 2015.01.22
  • REPORT

藤野英人さん

ファンドマネジャーの藤野英人さんの講演会を開催しました

経済学部は、1月20日に東京証券取引所と共催で日本を代表するファンドマネジャー(レオス・キャピタルワークス最高投資責任者)の藤野英人さんをお招きして講演会「どうして投資をするのだろう?」を開催しました。

 

「株式投資をすることは、お洒落で、知的で、かっこいい、社会貢献です!!」との考え方を、金融の語源や豊富な事例・データを使って説明されました。 たとえば、2002年からの10年間の東証株価指数は2%しか上昇していないにも関わらず、上場企業の70%(1705社)の株価が上げており、株価が上昇した1705社の平均的で株価は約2.1倍、利益は約2.0倍となっていることをデータで示されました。一方で、TOPIXコア30などの大企業は同期間に24%株価が下落しており、日本経済全体を支えているユニークな中堅企業の豊富な事例を語られました。また、これまで6000人の社長に会ってインタビューなどをした経験から、「事業に成功するのは、学歴や(所持している)お金の大きさ、頭の良さではなく、情熱とパワーがある人だ。行動しないと絶対に成功しない」などと語りました。

 

藤野さんは、1966年富山県生まれ。2003年にレオス・キャピタルワークスを創業し、販売会社を通さずに投資信託(ファンド)を購入するスタイルである、直販ファンドの「ひふみ投信」を運用し、高パフォーマンスを上げ続けています。中でも99年には500億円⇒2800億円にまで殖やす抜群の運用成績を残し、伝説のカリスマファンドマネジャーと謳われています。多くの著作を持ち、『伸びる会社ダメな会社の法則』などの投資に限らず、人生論や歴史書などや『もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら』などのユニークな本も出版されています。また、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 (星海社新書)は、2014年の新宿紀伊国屋本店の新書部門の年間1位の売上のベストセラーとなっています。