高校生に質問する関谷ゼミ生
レポート
- 2023.12.25
- REPORT
経済学部の関谷ゼミと県立伊川谷高等学校との高大連携授業の発表会を行いました
経済学部の関谷次博教授ゼミは昨年に続き今年度も4月より、県立伊川谷高等学校2年生のコミュニケーション応用と高大連携授業を実施しています。高校生たちはグループに分かれて課題研究に取り組み、関谷ゼミの3年次生6人がそれぞれ担当するグループで、研究に行き詰まった高校生へのアドバイスや、現地調査に同行するなど、さまざまなサポートをしてきました。その成果発表が12月15日に本学有瀬キャンパスで開催されました。
冒頭、同校の柏木真紀教頭と本学経済学部学部長の石本眞八教授より開会のあいさつがあり、石本学部長は「勉強を好きになる方法は好奇心を持つことです。残りの高校生活で好奇心を持って過ごしてみてください。そして、答えが見つかると楽しいということに気づいてほしいです」と述べました。
成果発表会は高校生25人が6グループに分かれプレゼン発表を行い、各グループを担当したゼミ生がコメントをするというかたちで進行されました。
違反車両を減らしたいという思いから、一時停止取り締まりの効果について研究を行ったグループや、公共交通機関のバリアフリーを調査したグループなど、高校生たちはさまざまなテーマで課題研究を行い、検証結果を発表しました。大学生からは「高校生ならではの柔軟な発想がおもしろかった」、「自分たちで立てた仮説に対して、しっかり調査できていたのが良かった」、「まずは自分たちの身近な人に尋ねてみるのも一つの調査方法だと思う」といったコメントがありました。また、当日は同校と連携授業に取り組んできたコープこうべの担当者2名も出席し、研究成果への労いと、「今後も一緒に地域を盛りあげていきたい」と述べました。
最後に、関谷教授が「インターネットやSNSですぐに入手できる情報より、現地調査やインタビュー、アンケート調査など自分たちで苦労して知り得た情報のほうが記憶に残り、価値のある情報です。この経験を忘れずにこれからも頑張ってほしい」と講評し、成果発表会を締めくくりました。
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あいさつする石本学部長
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発表する高校生
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講評を述べる関谷教授