ベストポートフォリオに選ばれた林ゼミ「佐野チーム」
レポート
- 2024.01.23
- REPORT
「日経ストックリーグ」に参加している中村、三宅、林ゼミが発表会でベストポートフォリオを選びました
「日経ストックリーグ」に参加した経済学部の3ゼミがポートフォリオの発表会を開きました。
「日経ストックリーグ」に参加している経済学部の中村亨教授ゼミ、三宅敦史教授ゼミ、林隆一教授ゼミの計6チームが1月19日、発表会を開き、ベストポートフォリオを互いの投票で選びました。
日本経済新聞社が主催する「日経ストックリーグ」は、投資学習のツールとして企画されたコンテスト形式の金融・経済教育プログラムです。株式銘柄をある程度持ち続けて投資企業を育てていく「長期保有」の考え方と、投資する株式をいくつかに振り分け、トータルで着実に利益を上げていく「分散投資」について学びます。その上で、チームで投資テーマを決定し、仮想の500万円のポートフォリオ(金融商品や金融資産の組み合わせ)を構築します。
参加したチームと投資テーマは次の通りです。(1)中村ゼミ「ロボットを製造・積極活用する会社」 (2)三宅ゼミ・藤原チーム「ジェンダー平等の意識が高く女性が活躍する会社」 (3)三宅ゼミ・岸田チーム「LED普及に貢献する会社」 (4)林ゼミ・佐野チーム「キャッシュレス決済が進み、キャッシュレスに必要な半導体製造装置を生産する会社」 (5)林ゼミ・近藤チーム「『推し活』を進める会社」 (6)三宅ゼミ・福田チーム「水素エネルギーを燃料資源として利用を推進する会社」。
投票の結果、林ゼミ「佐野チーム」(佐野悠有さん、高見翔馬さん、井上友登さん)が最多得票を集め、ベストポートフォリオに選ばれました。林ゼミはターゲットに決めた分野の企業をPER(株価収益率、15倍が一つの基準だが、7~8倍を対象に)、PBR(株価純資産倍率、1倍が目安)、配当利回り(4%以上が望ましい)を基準で選びました。キャッシュレス決済が思うようには進まない日本の現状を分析し、「脱現金」の決済が進むことで、CO₂排出や紙の消費削減につながることを説明しました。
三宅教授からは「半導体不足の世界の現状を踏まえ、キャッシュレスに絡めたのは面白い」とのコメントがありました。
リーダーの佐野さんは「日本はまだお金社会ですが、さらにキャッシュレス化が進むことは間違いなく、リスクの低いポートフォリオができたと思います。また、パワーポイントもビジュアルに仕上げたのが評価していただけたのかも」と、話していました。
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すっきりしたデザインに仕上がった「佐野チーム」のポートフォリオ発表資料の一部
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ビジュアルに仕上げた「佐野チーム」のポートフォリオ発表資料の一部