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レポート

  • 2023.02.20
  • REPORT

トップ5に選ばれた岡部教授の日宇2カ国語の著書

経済学部の岡部教授の著書が「イヴァン・フランコ国際賞」のトップ5に選出されました

経済学部の岡部芳彦教授の著書『日本ウクライナ交流史1915-1937年』(神戸学院大学出版会刊)が世界の最も優れたウクライナ研究に与えられるイヴァン・フランコ国際賞のトップ5に選ばれました。

 

イヴァン・フランコ(1856~1916)は、ウクライナの民族解放運動やウクライナ文化振興運動を行った国民的に知られる人物です。過去の受賞者は、研究者として知られるウクライナの東方典礼カトリック教会のルボミル・フサール枢機卿、ウクライナ語学研究の世界的権威であるウィーン大学のミヒャエル・モーザー教授など、ウクライナ国内外の第一級の研究者が目白押しで、「ウクライナ研究のノーベル賞」とも言われる名誉ある賞です。

 

選考対象となった『日本ウクライナ交流史1915-1937年』は昨年9月に本学に着任したナディヤ・ゴラル経済学部客員教授がウクライナ語に翻訳し、リヴィウ工科大学出版より刊行されています。残念ながら最終選考の3作品には選ばれませんでしたが、2月7日、同財団がウェブサイトで岡部教授の著作がトップ5に入ったことを発表しました。なお、最終選考含めトップ5のうち4作品はウクライナ人の研究で、外国人研究者は岡部教授のみです。

 

岡部教授は「発表を聞いて驚きました。最終選考に残れなかったのは残念ですが、日本におけるウクライナ研究が世界的水準であることを示すことができました。また選考対象が本学出版会からの著書であったことも非常に意義深いです」と語っています。

 

このニュースについてのイヴァン・フランコ国際財団ウェブサイトの記事(英文)はこちら。

https://frankoprize.com.ua/index.php/en/2023/02/07/the-ivan-franko-international-prize-shortlist-has-been-announced/