MENU

LEARNING

経済学部だから学べること

レポート

  • 2023.02.20
  • REPORT

融の説明をする井上教授

経済学部の井上教授とゼミ生が枝吉小学校で「こども金融教室 今から身につけよう!お金のまなび」を開講しました

経済学部の井上善博教授とゼミ生11人が2月13日、枝吉小学校で連携授業「こども金融教室 今から身につけよう!お金のまなび」を開講しました。

 

「大学生および小学生の学びの場の創出」と「地域間・世代間の交流促進」を目的として、2019年5月に神戸市立枝吉小学校と連携協定を結び、同年度より本学の教員と学生が小学5年生を対象に授業を継続して行っています。今年度は経済学の入門という位置づけで小学生にも分かりやすい金融の授業を実施しました。

 

物々交換からお金の概念が生まれるまでの説明で授業が始まりました。「現在の紙幣・硬貨の代わりに使われていたものは何でしょうか?」というクイズに対してはどの班からも「お米!」という元気な回答がありました。お米は需要が高く、分けやすく、腐りにくいという理由でお金としての役割にはうってつけだったのです。

 

その後、利息をつけてお金を融通することが「金融」であると学びました。利息には「単利」と「複利」があることを知った子どもたちは早速、練習問題に取り掛かりました。大きな数字や百分率に苦戦していましたが、先生や学生スタッフのフォローもあり、何とか問題を解くことができました。

 

そして「貯金」「投資」「投機」の違いについても学びました。もし優良な企業に投資をすることができれば複利の力でお金を増やせる可能性があるという話に興味津々の様子でした。

 

いつもの授業では習わないような内容でしたが、クイズや練習問題を通してお金について楽しく学ぶことができました。休憩時間には小学生と大学生で談笑するなど、授業を通してすっかり打ち解けたようでした。子どもたちが楽しく大学の授業を学べただけでなく、学生にとっても小学生との交流は大きな刺激となりました。

 

【参加学生の声】
経済学部 改發 友美さん(2年次生)
授業で出された問題の中には、難しい計算問題もありましたが、小学生は大学生にヒントをもらいながら夢中になって一生懸命解いていました。その姿を見て、私は小学生が少しでも経済に興味を持ってくれたのではないかと思いました。また、これまでに身に付けた知識を生かしてわかりやすく説明したり、質問に答えたりしたことで、知識の整理や新しい視点の発見にも繋げることができ、有意義な時間を過ごすことができました。今後、もしこのような機会があれば積極的に参加したいです。

  • 普段習わないことも真剣に聞く子どもたち

  • 分からない問題は学生スタッフが優しく教えました

  • 井上教授と学生スタッフ