経済学部では、企業人を招いてゼミ講演会を開いています。今回は、川崎重工業船舶事業部門技師長を務められ、現在は新産業創造研究機構の技術移転部門長をされている佐野正さんに「最新のIT技術を利用した企業の業務改革への取り組みについて」と題する講演をお願いし、2013年1月18日にゼミ講演会を開催しました。

日本企業はコスト低減、差別化（商品力、開発力、製造技術力）、マーケティング（売れる商品をどこでどう売るか）に取り組んでいますが、その手段としてIT技術の活用した業務改革を進めています。佐野さんは、若い人たちが得意とするIT技術の活用が不可欠になっており、IT技術を有する若者が職場で存在感を高めていると話されました。

職場で若手に求められる能力・スキルに関しては、その職場で求められる専門能力が基本で、これに加えて教養（歴史・文化・雑学）、コミュニケーション能力、フットワーク、IT技術、語学（特に英語）が必要であると、就職活動中の3年生を激励されました。

司会を務めた3年生の森本めぐみさんは、「生活に密着した内容から分かりやすく解説して頂き、IT企業への関心が高まりました。また、このような機会があれば、ぜひ参加したいと思います。」と話しています。