協働学習に取り組む学生たち
レポート
- 2022.08.01
- REPORT
経済学部の大塚講師がNECのプラットフォームを導入し、協働学習を実施しました
経済学部の大塚英美講師が、日本電気株式会社(以下、NEC)の協力を得て、同社の「Online PBL Platform」の基盤を導入し、学生による協働学習を前期の4科目で実施しました。
経済学部の「入門演習」(大塚ゼミ)、「実践力基礎C」(簿記入門)、「実践力基礎F」(企業研究)、共通教育科目「現代の経営」の授業で、NECのグローバルイノベーションユニット コーポレート事業開発部門の山浦莉代さんより、「Online PBL Platform」の使い方の説明をしていただきました。
「Online PBL Platform」(詳細はこちら)は、学校現場での協働的な学びを時間や場所や立場をこえて実践できるオンラインプラットフォームです。
スクラップノートというオンラインのホワイトボード機能を活用して、グループ内で自由に意見の発散をしたり集約をしたり、個々人が収集した情報をわかりやすく蓄積することで、必要な情報や議論の流れを効果的にアウトプットすることができます。また、スクラップノート上のアクティビティが定量的にポートフォリオに出力されるため、学生自身でのプロジェクト活動の振り返りをすることが可能となっていて、自身の強みの確認と不足している活動に気づくことができます。具体的には、スクラップノート上でのコメントのやりとりの活性度や、情報のアップロードの頻度、グループ内で設定された自身のタスクを完了させている回数などが反映されます。
4科目各15回の講義のうち、3~4回程度、「Online PBL Platform」を扱いながらグループ・プロジェクトを実施しました。これまでのグループ・プロジェクトでは、取り組みの程度による個人差が気がかりでしたが、情報収集の段階から全員が参加しやすい環境をつくることができたことが良かった点です。
4科目で実施した内容は以下の通りです。
・入門演習では、自動車会社、小売会社、多国籍テクノロジー会社におけるSWOT分析
・実践力基礎C(簿記入門)では、化粧品会社、飲料会社、自動車会社、ゲーム会社、スポーツ用品会社などの財務諸表をもとにした経営分析
・実践力基礎F(企業研究)では、お菓子会社、ゲーム会社、外資系動画配信会社におけるサスティナビリティに関する分析
・現代の経営では、コンビニ会社、ゲーム会社、スポーツジム会社におけるSWOT分析
■プロジェクト終了後の学生の声
「Online PBL Platform」に対する全体的な満足度
・自分の活動量がわかる
・集まらなくても個々やっていることが把握でき、進捗度合いが把握できる
・資料や調べたことを書き込んだり、人が調べたことを見たりすることができてよい。
・改善の余地はまだあるが、全体的には使えてうれしい機能が多かった。
・使いやすく、デザインもシンプルだった。
・結構使いやすかった。
・あってもなくても変わらない。
・使い方があまり分からなかった。
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協働学習に取り組む学生たち
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受講した学生たちの記念撮影
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山浦さんの説明画面の一部
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「Online PBL Platform」の画面イメージ