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神戸鈑金工業株式会社の工場を見学させてもらった岡本ゼミ生ら
神戸鈑金工業株式会社の工場を見学させてもらった岡本ゼミ生ら
データサイエンスの研究に昨年度から取り組んでいる経済学部の岡本弥准教授のゼミ(3年次生)は6月7日、協力企業の「神戸鈑金工業株式会社」(高砂市)を訪問しました。
「データサイエンス」は、データの集計・分析を通してビジネスの課題を整理・解決する試みで、社会的に注目が集まっています。
岡本ゼミでは、訪問・ヒアリングを通じて企業課題を把握し、解決案を考えます。その妥当性について、企業から提供された事業に関わるデータや、東京大学SSJデータアーカイブに寄託された企業関連のアンケート調査データなど利用可能なデータを用いて検証を繰り返し、最後まで「生き残ったもの」をプレゼンすることにしています。
今年度、協力を依頼した「神戸鈑金工業株式会社」は、主にショベルカーなどの重機のボディーパーツを製造しています。国内に加えて、中国にも複数の製造拠点を稼働させるなど、国際的に事業展開しています。
今年度当初から、板金(鈑金)業界や同社の生産活動について広く情報を集めてきましたが、本社への訪問は初めてです。サポート部の藤谷侑さんから企業概要の説明の後、工場を案内していただきました。工場見学終了後の質疑応答では、特に外国人労働者の活用や昨今の急激な円高進行の影響といったホットな話題について非常に興味深い話を聞くことができました。提供された情報を整理し、課題解決のもととなる仮説を考えてゆきます。
藤谷さんから企業概要の説明を受ける岡本ゼミ生ら