講演される長谷川氏
レポート
- 2022.06.10
- REPORT
トキエア社長講演
6月3日(金)2限、経済学部・演習Ⅱの時間に「トキエア株式会社 代表取締役 長谷川政樹 氏」をお招きして、「LCC地域ネットワーク航空会社の可能性」について講演していただきました。
長谷川氏は、まず、日本が抱える地方・地域の衰退や、2030年にパイロットが大量退職することなどの問題を指摘しました。
その後、トキエアで実現できることとして、①いままで飛行機を使わなかった特に若い世代にも低価格での移動手段を提供し、飛行機による人の移動を活性化させること、②プロペラ機を導入することで、滑走路が短い空港も利用できること、空港の着陸料が安くコスト減になること、CO2の排出量を削減して持続可能な社会を実現できること、③一晩で座席を変更して貨物も運べる飛行機を導入することで効率的な人とモノの移動が可能となること、④自衛隊を55歳で定年退職するパイロットを活用することなどについて説明されました。
さらに、人流・物流を増加させることで、空港を中心とする街づくりにも取り組み、持続可能性を高めながら地域活性化に取り組む構想や、その他、起業に際しての特に資金集めに関する経験談や佐渡島の魅力についても語って頂きました。
聴講した学生からは、トキエアの構想に共鳴する多くの感想のほか、「サービスに係わる部分は下げず、必要な部分だけを洗い出し、コストカットする方法はどんな業界でも使うことのできるシンプルな極意だと思いました」「人生最後に何かをなし遂げたい、自分の地元を盛り上げたいという気持ちが伝わって心に響きました。若い自分はもっと時間があるので何かに挑戦したいと思いました」「トキエアが神戸に就航する日が来たら、新潟まで遊びに行きます」「トキエアが運行開始したらぜひ利用して佐渡島に旅行したいと思います」「数万円からでよいなら僕も出資してみたい」などのコメントが寄せられました。
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講演される長谷川氏