従業員のアイデアを活性化させるオブジェ
レポート
- 2022.02.24
- REPORT
経済学部の大塚ゼミと木暮ゼミがシスメックス株式会社へのオンライン・インタビューとテクノパークを見学しました
男女共同参画推進室が神戸市から受託している「『こうべ男女いきいき事業所』学生による情報発信事業」において、経済学部の大塚ゼミと木暮ゼミは、シスメックス株式会社へのオンライン・インタビューとテクノパーク(神戸市西区高塚台)を見学しました。
オンライン・インタビュー (2021年11月16日)
人事部ダイバーシティ推進課シニアプランナーの中島幸季氏、他社員2人の方に、お話をお伺いしました。
インタビューでは、「働く時間」と「働く場所・働き方」を自分で選ぶことができるスマートワーク制度が導入されたことを聴きました。働きやすい環境は、就業形態や就業時間だけではなく、働く空間もプロデュースしているということでした。
テクノパーク見学 (2021年11月29日)
中島幸季氏と鳥井貴子氏にテクノパークをアテンドしてもらいました。大塚ゼミ、経営組織論の鈴木宏政さん、原田和昌さん、下向陽葵さん、岡﨑彩さん(いずれも同学部3年次生)佐野悠有さん(同学部1年次生)と木暮ゼミの谷琴音さん(同学部4年次生)、世羅伊織さん、舟橋美希さん(いずれも同学部1年次生)が参加。広大な敷地にオフィス・ビルと公園が一体となった素晴らしい環境に学生たちはワクワク感をもって参加しました。
【学生レポート】
・シスメックス様は、オープンイノベーションに取り組まれており、社内外の研究者が自由に集まることができるエリアが設けられていました。
・居室エリアは、ラボエリア、事務エリア、ミーティングエリアに分かれ、壁で仕切られていないため、コミュニケーションが取りやすい雰囲気を感じました。ミーティングエリアでは、天井が吹き抜けになっており、下の階の様子がわかる空間も設けられています。
・広大な庭には、さまざまな仕掛けがあり、従業員のアイデアを活性化させるために、「重たい石も工夫をすれば動かせる」、「目線を変えて物事を考える」などさまざまなオブジェが展示(実際に使える)されています。新しい発想が生み出される源泉だと思いました。
・個人の立場を考え安心して働ける環境が整備されていました。車椅子使用者の負担を減らすために斜面のある廊下の一部が利用しやすい素材で作られていました。また、社内託児所「シスメックスキッズパーク」が設置され、子育て中の従業員が安心して働ける環境が全体的に行き届いていると感じました。
・働く人を大切な財として考えた空間への投資がなされた会社だと思いました。
本事業の一部分は、神戸学院大学経済学会研究助成を受けて行われました。
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集合写真
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ミーティングエリア ※写真シスメックス株式会社提供
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社内託児所「シスメックスキッズパーク」 ※写真シスメックス株式会社提供