オンラインで実施されたブックプレゼンテーション
レポート
- 2021.06.21
- REPORT
日本・ウクライナ・オンライン学生フォーラム 開催準備
ウクライナのオストロフ・アカデミー国立大学主催、ウクライナ外交関係史学会、ウクライナ歴史学会共催で国際交流センター所長の岡部芳彦教授の著書『日本・ウクライナ交流史1915–1937年』のウクライナ語版のブックプレゼンテーションが6月15日にオンラインで開催されました。
オストロフ・アカデミーは1576年に設立されたウクライナ最古の教育機関で、2003年に国立大学となりました。同大学と本学は、5月28日に佐藤雅美学長とイホール・パシチニーク学長の間で交流協定に署名し、今回が初の連携行事となります。
日本語で書かれた岡部教授の原著は神戸学院大学出版会より2月に刊行されました。原著のブックプレゼンテーションは3月31日に駐日ウクライナ大使館主催で同大使館において開催されました。同書のウクライナ語版は、同国のリヴィウ工科大学出版より5月に刊行されました。本学出版会刊行物から初の外国語版の出版となります。
冒頭で、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使があいさつするとともに、同書刊行の意義について語りました。司会はオストロフ・アカデミー国立大学・ウクライナ・ディアスポラ研究所のアラ・アタマネンコ所長が務めました。岡部教授は、ウクライナ研究への関心がどのようにして生まれたのか、研究の課題、同書の内容についてウクライナ語で語ったほか、次回作『日本・ウクライナ交流史1937–1953年』の出版計画についても披露しました。予定は1時間でしたが、質疑やコメントが絶えず、2時間半にもわたりました。
国際交流センターではオストロフ・アカデミー国立大学との間で「日本・ウクライナ・オンライン学生フォーラム」の後期開催に向けて準備を始めており、学生交流も始まる予定です。
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左:アラ・アタマネンコ所長、右:コルスンスキー大使
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ブックプレゼンテーションを行った岡部教授
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ウクライナの位置を示すプレゼンテーション画面